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健康維持のために近年使う人が増えているはちみつ。ただ蜂蜜とは言ってもいろんな種類がありますし、どれが好みかわからないという方も多いです。その中で近年人気が高まっているのが百花はちみつで、気になる方も多く、この記事に辿り着いたアナタもその一人だと思います。
百花蜂蜜って美味しいのかな?
「百花」って何の花だろう?
人工的に何か混ぜてあるのかな?
今回は養蜂家である私が、百花はちみつについていろんな疑問を抱く皆様に分かりやすく解説したいと思います。
ぜひ参考にしてみてください。
百花はちみつの魅力を詳しく知ることができます!
百花蜜(百花はちみつ)とは?
百花蜜ってそもそも何と読むの?
百花 = ひゃっか
百花蜜は(ひゃっかみつ)と呼びます。他にも百花蜂蜜(ひゃっかはちみつ)と呼んだりもしますが、呼び方の違いで一緒です。以前は雑蜜(ざつみつ)と呼ばれており、三流はちみつというようなイメージがありましたが、近年は百花蜜と呼ばれ、人気も高まってきています。
百花蜜と単花蜜
はちみつの種類は基本的には2種類に分かれ、「百花蜜」と「単花蜜」に分かれます。
百花蜜は字の如く「百」の「花」と書くので、いろいろな種類の花から採れた蜂蜜になります。
単花蜜というのは1種類の花をメインに採れた蜂蜜で、れんげ蜜やアカシア蜜、みかん蜜と言ったものが代表例です。
この2つは人工的に分ける訳ではなく、ミツバチを飼っている場所や時期的なもので変わります。
例を挙げるならば、みかんの産地でみかんが一面に広がる場所でミツバチを飼うと、みかんの蜜が採れます。一方で、主要な花がない場所であったり時期だとすると、ミツバチがいろんな花の蜜を採ってくるので、いろんな蜜が混ざり、百花蜜となります。
百花蜜は美味しいの?どんな味わい?
百花蜜の味
百花蜜の味は基本的に決まっていません。というのも、ミツバチを飼う場所によって花が全然違いますし、東と西では花の時期も違います。それが逆に買う側の楽しみになりますので、いろんな場所の百花蜜を購入してみるのも、百花蜜ならではの楽しみ方です。
百花蜜の色合い
上記の百花蜜の味というのと同様、その土地によって花が違うので色合いも変わってきます。
ただ、味は食べてみないとわかりませんが、色は見た目で判断できるので、よく見てみるといいでしょう!
ニホンミツバチの百花蜜って美味しいの?
ニホンミツバチの蜂蜜は基本的に百花蜜であり、糖度が高く濃厚です。
そもそも普段目にする蜂蜜は、ほとんどがセイヨウミツバチの蜂蜜になります。
これはセイヨウミツバチが採ってくるはちみつの量が格段に多く、養蜂家は蜂蜜を販売して生計を立てているためです。
一方のニホンミツバチというのは採蜜量も少なく、蜂蜜に含まれる水分を飛ばす事も苦手なので、製品として販売できる蜂蜜になるためには時間が掛かり、基本的に年に1回しか採蜜しません。
その間に様々な種類のはちみつが入り混じり百花蜜となり、時間をかけてゆっくり水分を飛ばすので、超完熟の濃厚なはちみつに仕上がるのです。
百花蜜を選ぶ際は2つの手順を追えば間違いなし!
百花蜜は基本が色んなはちみつで構成されていますが、採蜜した時期や地域で味もごろっと変わります。
時期で言うと、春先に採れるものの方が、割と味がしっかりしており上品でまろやかな味になりやすく、夏場に近くになるにつれてサッパリはしますが、香りや風味などにクセが強くなったりします。
また、地域によってもばらつきもあります。アカシアやみかんなどの地域はさっぱりした蜂蜜になりますし、そばの花や栗の花などが多い場所はクセの強い味わいになったりもします。
購入する際には試食をできるなら是非やってみて下さい。
ただ、できない場合や通販などの場合は概要欄を読んで想像する事しかできないので、どんな地域で採蜜しているのかという点も見てみると良いですよ!
基本的に蜂蜜を購入される方は、健康を意識して購入されるので、純粋はちみつを選ばないと意味がありません。
はちみつにはビタミンやミネラル、アミノ酸、酵素など数多くの栄養素が含まれています。
それに加え、はちみつの甘みというのはブドウ糖と果糖の割合がほとんどを占めており、この2つは単糖類です。単糖類というのは、それ以上分解できない最小の物質なので、体に負担をかけずに吸収し、すぐにエネルギーとして転換されます。
例を挙げると、体調が悪い時に病院で点滴を打ちますが、あれは体の機能が低下し分解しにくい状態なので、分解しないでいいブドウ糖を直接体に注射します。そうするとすぐにエネルギーとなり、体調が回復しやすくなるという原理です。
このように、純粋はちみつには様々な栄養素が含まれますが、精製はちみつや加糖はちみつと呼ばれるものを購入すると、良いものも損ねてしまうので、しっかり抑えておきましょう。
値段の安いものは純粋はちみつでない可能性が高いので要注意です!
精製はちみつ
色や香り、栄養成分などを取り除き脱色・脱臭された人工的に作られるはちみつの事です。
余計なものを取り除き、品質を保たせるために行われるのですが、蜂蜜本来の良さも消してしまうというデメリットもあります。
加糖はちみつ
水飴や砂糖などの人工甘味料を加えて作られるはちみつの事です。
主に価格を抑えるために混ぜられ、安価で甘くて美味しいものが欲しいという方には人気がありますが、蜂蜜の栄養素自体が減ってしまうので、健康を意識される方は気をつけましょう。
非加熱のはちみつも重要なポイント
非加熱と加熱の違い
はちみつは気温が下がると白く固まり出すので加熱をするのが一般的で、加熱をする理由としては大きく2つあります。
・瓶詰めする際に流動性を良くするため。
・白く固まった蜂蜜だとあまり売れない。
ただ、この加熱という工程が、はちみつの栄養素を損ねてしまう原因になることもあるので、非加熱のものをオススメします。
とは言ってもトロトロのはちみつを購入したいという方も多いはずなので、そんな方は低温加熱で温めているはちみつ屋さんから購入してください。栄養素を損なわない加熱方法なのでオススメです。
最近では加熱をしているのにも関わらず、非加熱はちみつとして販売している方も見受けられますのでご注意ください。
安心なのは、結晶化しているものを購入するか、新蜜が取れる時期(5〜7月)に蜂蜜を購入することで不安が解消できると思います。
白く固まった蜂蜜は悪くなっているの?
カビが生えてきたのかな?
悪くなって食べれなくなったかな?
という質問をよく受けますが、結論から言うと悪くなったわけではないですし、カビでもありません。
蜂蜜の特性として「結晶化」というものがあります。蜂蜜は温度が約15度を下回ると、結晶化が進み白く濁っていき、そのまま進むと白く固まったようになります。
これはブドウ糖の比率が高いと結晶化がしやすく、逆に少ないと結晶化がしにくいです。
(※温度に関係なく、結晶化が進む種類もあります。)
もっと言うと水飴や砂糖水などは結晶化しないので、白く固まってしまえば本物の証とも言えるのです。
国産の百花はちみつがやっぱりオススメ?
蜂蜜を購入される方は健康を意識されている事が多く、国産はちみつを購入される方も多いと思います。百花蜜も同様に国産のものが人気ではありますが、近年では外国産の蜂蜜の質も上がってきています。
蜂蜜に限らずの話ではありますが、外国産のものというと
本物だろうか?
農薬や添加物などが気になるな〜。
などなど不信感を抱きがちではあります。
蜂蜜に関しては、原材料の分析や抗生物質の検査などを実施しお客様に安心で安全なものを提供したいという事業者も増えてきており、中には現地へ行き、養蜂家とコミュニケーションを取りながら日本に輸入される方もいます。ネットで購入する場合は、概要欄などしっかり読むと書いてあるところも多くありますよ!
ただ、私自身は日本国内で養蜂をやっているので、国産蜂蜜をオススメします!
まとめ
百花蜜(百花はちみつ)は近年では多く見受けられ、人気のある逸品です。その土地土地で香りや味も異なりますので、いろんな場所の百花蜜を購入して、いろんな味を楽しみながら自分に合う蜂蜜を探してみるのもいいでしょう。
坂井養蜂場でも国産の百花蜜を販売いたしております。興味のある方は是非ご賞味ください。
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