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れんげ蜂蜜(レンゲ蜜)とは?味の特徴や違いについて養蜂家が解説!

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日本では昔から馴染みがあり、色・香り・味のどこをとっても最高品質のれんげはちみつ。「はちみつの王様」とも呼ばれ、人気ではありますが、生産量が低く国内の流通量が極めて低いことから、なかなか手に入らない逸品となっております。今回は最高級で希少価値のあるれんげ蜂蜜について解説したいと思います。ぜひ参考にしてみて下さい。

目次

れんげはちみつ(れんげ蜜)とは?

そもそもれんげって何?

れんげの花はマメ科ゲンゲ属の一年草であり、東アジアから中国が原産です。日本では明治以降に急速に広まりました。

日本では古くからお米を食べる文化があり、お米を作る田んぼの肥料(緑肥)としてれんげの種を蒔きます。4月頃をピークに花が咲き、ピンク色と紫色の中間色のような色合いで、ピーク時のれんげ畑はものすごく綺麗で見ものです。

そのれんげの花から採れる蜂蜜こそ「れんげはちみつ」と呼びます。

れんげはちみつの特徴

れんげはちみつはクセが無くまろやかで上品な甘味なのに深い味わいで、はちみつの中でも比較的食べやすい種類になります。

綺麗な黄金色をしており、フローラルな香りも楽しみの1つと言えるでしょう。

稀に「れんげはちみつは美味しくない」という口コミを見ることもありますが、それはれんげの花がそもそも少ない場所で採蜜し、同時期に咲く花々にミツバチが飛んでいく事で、れんげの花の蜂蜜の比率が低くなり、違う味や香りになっている事が原因の1つと言えます。

◯◯養蜂場や◯◯養蜂園などの、はちみつ専門店で購入する事をおすすめします!

れんげはちみつは白くなりやすい?

はちみつは気温が下がると白く固まり、これを「結晶化」と呼びます。結晶化は品質が悪くなっているわけでは無いので、処分しないように注意しましょう!

れんげはちみつも同様に結晶化しますが、れんげのはちみつはブドウ糖の割合が高い事から、他の種類に比べても結晶化しやすいというが特徴です。

砂糖やシロップなどのショ糖と呼ばれる糖類は、体の中で一度分解して吸収しますが、ブドウ糖は分解しなくていいので、体に負荷をかけずに吸収されます。

お年寄りで健康維持のために蜂蜜を食べている方や、体調不良で臓器の機能が低下している方などは、ブドウ糖の比率の高いれんげはちみつがおすすめです!

国産のれんげはちみつがおすすめ!

外国産は偽物?

「外国産のれんげはちみつは偽物」と、耳にすることがありますが実際には違います。日本に輸入される蜂蜜は厳しい検査を元に日本に入ってくるので、現在の日本にある外国産の蜂蜜は高品質なものが多いです。

ただ、れんげの蜜がどのくらいの比率で入っているのかが分からないという点は確かにあります。実際に購入して食べてみる事しか、商品の確かめ方は無いでしょう。

ただ注意点を1つ挙げると、純粋はちみつとしっかり書いてあるものを購入する様にしましょう!混ぜてあるものは、精製はちみつや加糖はちみつと表示しているので、そこだけは注意が必要です。

国産のれんげはちみつはなぜ高いの?

国産のれんげはちみつが高い理由は、生産量が極めて低く需要に対して供給量が間に合っていない事が挙げられます。そもそも生産量が上がらない理由として考えられるのは3つあります。

①化学肥料の普及により、れんげ草を肥料として使わない事。

②お米農家の減少。(後を継いでお米を作る人が減っている)

③温暖化などの環境の変化による、れんげ草の発育不全。

人類の進化とそれに伴う環境の変化によって、れんげ草をそもそも必要としなくなった事が時代背景として見えます。

国産のれんげはちみつはどこで手に入る?

楽天やAmazonなどの大手通販サイトにも掲載してあるので購入はできると思いますが、より優れたれんげはちみつをお探しの方は、最寄りの〇〇養蜂場や〇〇養蜂園などの、ミツバチを実際に育て、養蜂家のいる専門店で購入する事をおすすめします。

ただ、地域によっては田んぼが少なかったり、れんげの花を植えてなかったりと、れんげはちみつが採れない場所もあります。

坂井養蜂場でも、多くのお米農家さんの協力をいただきながら、れんげの種を蒔き、採蜜を行います。ただ、採蜜量が極めて低いので予約のみの販売になります。ご予約が早い方から順に、販売致しますので、お求めの方はお早めにご予約ください。

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締め切り間近なのでお求めの方はお早めにどうぞ!

れんげはちみつの農薬問題について

はちみつを購入される方は健康に対しての意識が強い方が多く、農薬問題についても多く質問があります。

そのなかでもれんげはちみつに関しては、除草剤の残留農薬についての質問が多いです。

現在の日本では食品衛生法によって厳しく基準値が定められています。また業者間でも、仕入れの際に検査をする事も頻繁にあるので、養蜂家自体も残留農薬に関してはシビアに捉えています。

定期的に検査をしているお店も多くあるので、気になる方は問い合わせてみる事をおすすめします。

れんげ蜜のおすすめの使い方

れんげはちみつは、上品な甘味、まろやかさ、フローラルな香りが特徴なので、パンやヨーグルトにかけて食べるのがおすすめです。

料理に使うのは勿体無いくらいの逸品なので、塗って食べるれんげはちみつと、料理に使う百花はちみつの様にわけて使うのも良いでしょう。

まとめ

れんげはちみつは色も香りも味もどれをとっても優れているので、「はちみつの王様」に相応しい逸品です。現在では入手困難な種類ではあるので、見かけた際は、店員さんに質問したりラベルをしっかり読んで、購入してみて下さい。

坂井養蜂場でもれんげはちみつの予約販売を致しております。予約の早い方から順に販売致しますので、採蜜量が少ない場合は予約をしていても手に入らない場合もあります。お求めの方はお早めにご予約ください

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